朝霧の巫女ツアー+ 旅情編U

日時 平成15年12月19日(金)〜21日(日)の2泊3日
参加メンバー
(敬称略)
神尾竜一郎、えんてつ、TAKA、安藤

 去年、朝霧が見えなかった雪辱をはらそうと去年の内に旅行が決まっていたこの朝霧ツアー。当初の予定は11月2週だったのですが、小泉が選挙などど言い出した(地方公務員組が選挙事務に従事するため)ので二週間延期となり、更にTAKAさんの私用で更に二週間延期となり、平成15年12月12日から14日までの2泊3日という日程となった。
 今回も面子は私、えんてつさん、TAKAさん、安藤さんの4名。今回も私がマイノリティーでした(注1)。

初日
 仙台組(私とえんてつさん)は「12時間もたばこが吸えないのは耐えられない」というえんてつさんの主張を受け飛行機での移動となった。ちなみに飛行機も全面禁煙なのですが、飛行時間は1時間55分しかないため問題ないらしい(ちなみに飛行迄の移動時間も同じくらい)。
 
 初日は10時20分に仙台駅集合となっていたので余裕を持って移動。序でにこの日発売の「ている・ている」というエロゲーを購入するためにヨドバシカメラに寄ったところ既に売り切れていました。やはり某氏がいなくなってからは駄目ですなあ。仕方ないのでソメヤンに連絡して1本押さえて貰う。
 ヨドバシカメラを出た頃にえんてつさんから電話があり直ぐに合流。色々と話を聞いていると、なんとえんてつさんは「今日は風邪で仕事休んだから」とか言い出す始末。一応昨日も仕事を終電ぎりぎりまではしていたんだとか。

 飛行機の時間がちょうどお昼になるため、空港で昼食をとる。入ったのはロイヤルホスト。そこで見かけた地元特産メニュ。地酒は良いのですが、こんなものが。

「ささかま 450円」

 ・・・おいおい高すぎるだろうに。しかもささかま1枚と漬け物少々。だれが頼むのかねえ。

 飛行機に乗る前にえんてつさんに職場から電話。仕事の質問らしい。
「いま、俺病院の待合い室にいるから。ここで電話していいのかねえ」
 と少々元気なさげな声で「今病院です」という演技をしてました。
 しかし、病人に仕事の電話をしてくるのは如何な物かと。しかも「これから来れませんか」とか言われたらしい。どんな職場だ。

 この日は飛行機に乗り、空港バスに乗り換え、更に快速に乗り、三次へ。
 その列車の中での会話。
「TAKAさん達は先に着いてるんだよねえ」
「そうですよ。駅まで車で迎えに来ると言ってました」
「車! ロードスターか!(注2)」
「でも、助手席に乗っているのは珠ちゃんじゃなくで、TAKAさんか安藤さんですよ。『ちがう! お前じゃない!』とか言って殴り殺しそうですなあ」
「イヤ、マサカ・・・それにロードスター二人乗りだから乗れないだろうに」

 などど言っている間に16時40分三次到着。

 栃木組は一足お先に三好に到着。明日のために「霧の海展望台」の下見に。その際、街にかかる虹が見えたんだとか。

ウィニング・ザ・レインボー?



 この日はもう夕方と言うこともあり、太歳神社とサングリーンに行き夕食を取る。
 夕食はホテル隣で食べる。ここはレストランというよりは飲み屋なのでそれっぽいメニューになってました。やはり、三次名物ワニ(さめ)の刺身を食べる。あと、朝霧という名前のにごり酒を注文。これはアルコール19度という代物で、酒に弱い私はそれなりに酔っぱらってました。
 ホテルに戻るまえに、「やはり、ここは淡雪三姉妹を食べないと!」という話になり、近くのCCプラザに行くことに。この段階で全員アルコールを飲んでおり、克つ場所がホテルの向かいのため歩いていくことに。しかし、既に閉店。まだ、20時を過ぎたばかりなのにねえ。仕方がないので、駅向こうのサングリーンまで歩く羽目に。しかし、こちらも閉店。流石は田舎町。帰る途中のゲームセンターに「カプコンVSマーブル」の1が現役で置いてある所ですからねえ・・・。
 ホテルに戻り、何故かやっていたシュワちゃんのクリスマス映画を見ることに。この映画本当に詰まらないのですが、以前観たことがあるTAKAさんが「俺だけ観たことがあるのが悔しいからえんてつさんにも見せてやる!」という理由から全員で見る羽目に。しかし、アルコールが回っていた私は直ぐに寝てしまい、部屋を追い出されることに・・・(えんてつさん、TAKAさんと私、安藤さんの部屋が別だったため)。

2日目
 2日目は朝6時起床。この旅一番の目的である「朝霧」を見に行く。ホテルから外を見ると結構遠くまで見渡せるくらい視界が良く、一抹の不安を感じつつ部屋を出る。
 6時半頃ホテルを出ると、どうも昨日雪が降ったらしく車の窓がすっかり凍ってました。氷が溶けるのを待ってから「霧の海展望台」へ移動。しかし、行く途中の道には雪が積もっているのに借りてきたレンタカーはノーマルタイヤ。途中何度か滑りかけた物のなんとか目的地へ。
 展望台では昨年は見ることが出来なかった朝霧が! 最初は山の方だけだったのが段々三次の街の方に流れて行き、かなり幻想的な風景となりました。そこで暫く眺めてからホテルへ戻りました。

朝方山側のみ霧がありました。 街の方も若干霧が出てくる 直ぐに雪が降って何も見えなくなる・・・。
こちらは安藤さん撮影のもの。

 ホテルでの朝食のあと、三次市内の見学へ。
 最初にまたまた太歳神社へ。ここが朝霧の表紙のモデルとなったところ。午後になると逆光になるとかで朝一番に見学。写真を撮影した後、神社裏のあずまやへ。裏の山道は全く舗装されておらず、スニーカーのTAKAさんは結構大変そうでした。
 目的地の寺の裏手に成っており、
「ひょっとしてここがこまがと忠忠尋が出会った墓地か?(注3)」
 という話からそれらしいところを単行本片手に探すことに。
 しかし、そのものズバリの場所はなく、「きっとフュージョン(注4)では?」ということで意見がまとまる。
 帰りはぬかる山道でなく少し遠回りをして歩道を通る。そこで、神社近くのたばこ屋を発見。ここが珠ちゃんがお使いにきたお店のモデル。そして只のお店の軒先を撮影する我々。端から見ると怪しい集団なんだろうねえ。

 続いて熊野神社へ。ここは朝霧の稲生神社の境内のモデルとなった神社。ここと太歳神社の入り口をフュージョンしたのが稲生神社なんだとか。するとえんてつさんとTAKAさんが、
「ということは、ここの鳥居をくぐれば稲生神社に行けて珠ちゃんに会えるんだ!」
 とか言ってました。しかし、鳥居をくぐってもそこは普通の世界・・・。やはり次元の壁は厚いようです。

太歳神社。外見稲生神社。
各巻表紙参照。
近くの商店。
珠ちゃんがたっていた店のモデル
熊野神社。中身稲生神社。


 次にCCプラザへ。ここで「陛下行幸の様子」を移していたモニターを確認。ここの本屋には朝霧の巫女は有りましたが、特に「地元のマンガ」とかは書いていませんでした。そんなものなのかねえ。
 序でに、電話ボックスがあったので「モーツァルト」というケーキ屋(注5)を探す物の見つからず。朝霧にも出てくるので三次にも支店が有るはずなのにねえ。きっとどこかのテナントなんでしょうということで別な場所を探すことに。

 次に三次フードセンターへ。一応中も見てみることに。仙台から1300kmも離れていてもスーパーで売っている物は早々変わらないものですね。
 スーパーを出てから三次の旧市街地を歩いてみることに。ひろが買い物に行った三上たばこ屋を見つけ、更にそこからたばこ屋の横の狭い道にはいる。ここもマンガで使用された所で、こういう所にくるとやはり作者は地元民もしくは地元出身の人という考えが強くなる。

CCプラザ
営業時間は19時半まで・・・
3巻45P
3巻46P 三次フードセンター
よく忠忠尋たちが買い出しに行くところ。
1巻161P
1巻162P
忠忠尋の買い出し先
同左
たばこ店の横道から入ったところ


 お昼も過ぎたので三次のワイナリーに移動し昼食を食べることに。
 行く途中の道で「種なしゆず」なるのぼりを発見。ゆずは三次の名産品なのでなんの不思議もないのですが・・・


TAKA「種なしということは・・・いくら○っても妊娠しないということか!」
えんてつ「でも、柚子だしなあ・・・」
神尾  「いや、種なしということは、ふた・(注6)」
えんてつ「いいから黙ってろ!」
TAKA「・・・しかしなんでそういうことを思いつくかなあ。俺らではどんなに頑張ったって出てこないよ」

 という妙な会話に。みんな結構ツボだったらしくその後もずっと話題になっていました。 

 ワイナリーで昼食(焼き肉)を食べる。食後にワイナリーということでワインを物色。試飲が出来るものを一通り飲んで結局「極甘」のワインを1本購入。TAKAさんも同じ物を買ってました。
 それらのワインのなかに「ゆずのしずく」なるものを発見。ただの果汁ものなのですが・・・
「きっとここでゆずがバイトしてるんですよ」
「名前をなんども言われて1日で辞めるとか?」
「いや、『滴』をゆずから直接採集・・・」
「黙ってろ!」
 とまあ、何故か話を下品な方向に持っていく私は下品担当(笑)。ちなみに妄想担当はTAKAさんとえんてつさん(笑)。

 他にもおみやげ物が合ったので、昨日買えなかった泡雪三姉妹を含めて色々と購入。


 一旦ホテルに戻ることになり、帰りにサングリーンへ寄ってみて「モーツァルト」を探してみる。サングリーンの案内看板を見るとあっさり発見。チーズケーキとザッハトルテを購入(注7)。
 ホテルに戻ってケーキと泡雪を食べる。去年とは異なり、三種類4こづつ入っていたためなんの問題もなく「一人一個づつ」食べることに。でもゆずを食べるときは「義務」とか言ってましたが。

安藤さんの娘さん。陛下バージョン。
それと淡雪三姉妹。


 そのまま夕食まで何もすることが無かったため、河原沿いを散歩することに。ホテルを出たときは晴れていたのですが、途中から雨に。そこてTAKAさんが、
「えんてつさん、陛下に『濡れたから入れて』とかとか言われたらどうします?
「・・・・えっ」
「えんてつさん、傘の話ですよ。傘の(笑)」
よくこの手の会話をしていました。

 休憩。夕食は向かいのCCプラザの丼飯のチェーン店へ。
 
 夜は昨日ホテルのエレベーターで気が着いた巴橋のライトアップを撮影に。

3日目

 朝6時起床・・・のつもりが集合時間の20分までぐっすり寝ていました。
 この日は雪も降っておらず、展望台の駐車場にも霧が出ていたので「これはいける!」と期待して展望台に行って見ると・・・そこは霧の海でした。山の上まで・・・。おかげで何も見えない状態に。難しいものですね。
 そこにいたカメラマンたちの話を聞いていると(アクセントから察するに地元の人)、
「この前名古屋から来た人がいてねえ」
「結構遠くから来たんだねえ」
・・・仙台から来た私とえんてつさんはどうなるんでしょう?

何も見えませんでした・・・

 9時半ごろチェックアウト。安藤さんとじゃんけんで負けたTAKAさんが車を返しに行っている間、私とえんてつさんはJR三次駅で待っていることに。そこにたまたまあった観光案内がインターネットに繋がっていたので「前回の日記でも確認しようか」と検索をかけると「このページは広島県の制限をかけています」と表示されませんでした。あのページはまずいのか! 

 帰りはJRの急行みよしで広島へ向かう。この列車、忠忠尋が三次に来た列車と同系統のものなんだとか。

急行みよし3号。
実は快速と10分しか到着時間が変らないらしい


心の故郷? 名古屋

 12時前、JR広島駅到着。駅弁を購入し一路名古屋へ。
 15時名古屋到着。そのままエムズメロディーへ。
 以前d56さん達と回った大須の中にお店がありました。
 お店は大して混んでいる気がしなかったのですが、店自体が広いわけではないので少々待たされました。
 安藤さんの名前で予約を取ったところ、メイドさんが名前を読み間違って「アンドゥーさん」とか言ってました。おいおい。
 お店に入ると「お帰りなさいませ、ご主人様」と声をかけられる・・・。いやこれはなんかいい気分ですなあ(笑)。
 早速メニューを見る。TAKAさんから「紅茶を頼むと最初の1杯目はメイドさんが入れてくれますよ」との助言(悪魔のささやき?)に従い紅茶のセットに決める。
 ここではメイドさんを呼ぶときにベルを鳴らすのですが、TAKAさんが
「ここは始めて来たえんてつさんに鳴らす権利を差し上げましょう! さあ!」
「・・・ごめん。ちょっと勘弁して」
「! えんてつさんともあろう御人が!」
「よもやこんなへたれだったとは」
「くっ! じゃあ、神尾、お前鳴らしてみろよ!」
「はい。チリチリチリ」
「がー」
なんかえんてつさんの意外にへたれ・・・シャイな一面を見ることができました。これだけでもここに来た価値がありますな。
 
 それでも、えんてつさんはこんなこと言ってました。
「なんで、この店仙台に無いんだろう?」
「いや、近くにあったら金なくなるでしょう」
「それに仙台で地元採用のメイドでは・・・」
「うわああ」

 あと、お店をみて意外だったのが思ったより女性客が多かったこと。この手の店って男性客しか来ないものかと思っていたんですけどね。
 16時過ぎにお店を出る。なんでもこの店は1回90分までとなっているんだとか。ちょっと大須をうろついて新幹線組は帰宅。

 私は名古屋のゲームショップに寄るべく別行動をとる。営業時間が21時までだったのでとらのあなに寄ってたり、夕飯を食べたりして18時半頃お店に行ってみると・・・なんと閉まってました。よくよく入り口を確認してみると、土日は営業時間が18時まででした。とほほ。
 仕方ないので、適当に暇をつぶして21時半発の夜行バスで仙台に帰る。

役に立たない注釈

(注1):ロリ・ロリ・ロリ・オッパイ星人(ふ○な○好き)
(注2):朝霧の巫女1巻で倉子さんが運転していた車。三次市にはロードスターの試験コースもあるそうな。
(注3):1巻173P以降参照
(注4):融合合体のこと。元はドラゴンボールのあれ。
(注5):広島あるケーキ屋さん。1巻178P参照。
(注6):神尾といえば最近これなんだそうで・・・。ヒント:みさくらなんこつ。

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