朝霧の巫女ツアー

日時 平成14年10月25日(金)〜27日(日)の2泊3日
参加メンバー
(敬称略)
神尾竜一郎、えんてつ、TAKA、安藤

  今回は中国地方へ旅行に行って来ました。旅の目的は「朝霧の巫女」(注1)の舞台である広島県三次市を見学すること。そこで最初は出雲大社と三次市だけだったのですが、せっかく向こうまで行くのですから日本三景「安芸の宮島」にある厳島神社へも足を延ばすことにする。予定表はこちら。安藤さん作成のかなり気合いの入った物です。
 参加メンバーは私、えんてつさん、TAKAさん、安藤さんの4名です。

0日目

 仙台組の私とえんてつさんは、27日の19時30分に大阪行きの夜行バスに乗り込む。予定到着時刻は翌朝の7時。およそ12時間近くバスに乗っているのですが、休憩は消灯前の21時に1回のみ。そのほかにも数回バスは止まるのですが、そのときはバスの外には出してくれないとのこと。
 バスの中で「以前京都競馬場に車で行ったときに、何故か磐越道を通っていたんだよなあ、遠回りだよなあ」とか話していると、最初の休憩場所が「磐梯山SA」とのアナウンスが流れ愕然とする。そっかその方が早いんだ。
 消灯前に夜行バスに関するアンケートが渡される。そこの「何かご意見、ご要望が有りましたら云々」という項目にえんてつさんが「たばこ吸わせろ!」と無理なコメントを書いてました。
 夜は一応眠れました。2,3度目を覚ましましたが・・・。高速道路は眠気防止のためにわざと段差なんかをつけているので、結構車は揺れるんですねえ。

1日目

大阪市内

 6:30に大阪なんばに到着。予定より30分早い。時間に余裕が有ったので近くを探索してみる(えんてつさんは渋っていたけど・・・)。ちょっと歩いて何もないのでそのまま待ち合わせ場所のJR新大阪駅に向かう。
 途中地下鉄駅ホームで「ペタ阪神入団決定」という見出しを見つける。「どうせデイリーだろう」とえんてつさんは言うものの、せっかく大阪にきたので購入する。すると見出しの下に小さく「的」と一文字入ってました。しかも、妄想はそこだけで止まらず、記事を読み進めると「これに近鉄・中村、広島・金本がはいってくれば云々」とう夢布陣が現実にとまで書いてました。夢布陣と来たもんだ。その日はことあるごとに「夢布陣」が出てくることとなる。
 それでも時間が余っていたので、駅のおみやげ物を見学する。その中に「けし団子」なる物を見つける。けしですよ、ケシ。当然そんな非合法なものではないのでしょうけど、何となく怪しい名前に惹かれる。えんてつさんが、
「そんなに気になるなら買えばいいじゃん。そんなに高いわけでは・・・高え!」
 ちなみに、6個で790円(消費税別)でした。1個132円弱。それでも話の種に購入する。

 集合時間が近くなってきたので新幹線ホームに上がると、我々の乗る隣の車両には外国人(しかも多国籍)の団体さんが・・・。皆の心の中で「攘夷上等(注2)」という言葉が・・・。その後、TAKAさん達も合流(彼らはブルートレインでやって来た)した際に同じ言葉を言ってました。作者と追体験をするという有る意味朝霧の旅行っぽく成ってきましたねえ(どこが)。このまま目的地まで同じだったらどうしましょう?とか思っていたのですが、我々が乗り換える「JR岡山駅」では降りなかったので一安心でした。

特急「スーパー八雲」

 岡山からは特急「スーパー八雲」に乗り換え一路出雲へ。途中山陰の山中を通るため、景色が対して代わらずみんな途中から眠くなって寝てました。

出雲

 JR出雲駅でレンタカーを借りてそのまま出雲大社に向かう。出雲大社に向かう前に近くのそば屋で昼食を取る。そのお店はそばに「ウズラの玉子」と「とろろ」が乗っている「淡雪」というメニューがあるというのがその理由。
 お店に入ると中は既に一杯でかろうじて1席だけ空いていたので、机も拭いていない席に座る。中には何故か「隠密奉行朝比奈」とかかれた「北小路欣也」のサイン色紙が有りました。撮影で出雲大社に来てたのかねえ。その後、そこがおばあちゃん2名でやっていることが判明。メニューを聞きに来るまで10分、物が出てくるまで1時間近く待たされました。待たされるだけ有ってそばはおいしかったです。
 

出雲大社

 この日の第一関門(笑)出雲大社に到着。着いた頃にはすっかり雨が強くなっており、えんてつさんが「これは週末占いで悪い運勢だった『おうし座』の呪いだ!」とずっと連呼してました。ちなみに今回のメンバーでおうし座は私一人でした。
 本殿の方で一番の目的である巫女さんの姿を確認し、お参りを済ませ出雲を後にする。

出雲大社。
神殿の屋根はコケだらけ・・・

山陰

 この旅のメイン目的地である三次市に向かう。途中、国道とは名ばかりの山道を通る。街灯も信号もなく民家も疎らな道でした。信号が見えるたびに、「おお、文化の香りがしてきた」などと言い出す始末。

三次市

 三次市到着後、ホテルにチェックイン後、早速地元のスーパーに「淡雪三姉妹」(注3)を買いにゆく。このスーパーは最近アニメでも使用された場所らしい。早速おみやげ物屋に行き、目的物をゲット。しかし、12個入りの小さい物は直ぐに無くなる。元々4つしか置いてなかったらしい。お店の人に聞いても在庫はないとのこと。仕方なく、20個入りの物を購入。小さい物はJR広島駅あたりで買えばいいかと考えることに。
 夕食は地元のビールが出る御店へ。焼肉とビールの御店と聞いてきたのに、焼肉は予約でいっぱいですと飲み物の注文後に言われる罠が・・・。仕方なくステーキと地元の名物らしい「ワニ肉(サメの肉らしい)」を食べる。結構おいしかったです。
 ホテルの帰り、夜の三次市内を見学する。1話で倉子さんがロートスターで渡った「巴橋」を渡り、稗田神社のモデルとなった「太歳神社」に行く。近くに車を停めて神社に行くと、なんとあのマンガの表紙まんまの風景が(笑) 。おいおいひねり無しですか、宇河センセイ。
 ほかにも、「柚子がママチャリで走っていていた土手」や「柚子たち巫女委員が通っている高校のモデルと思われる三次高校」の横も通るちなみに、高校もまんまでした。こっちもひねり無し・・・。お陰でこちらは元ネタが判りやすくて有りがたいのですが。

淡雪三姉妹

 夕食後、ホテルに戻り「淡雪三姉妹」の試食会となる。箱を開ける前から「俺は玉子だけでいいよ」とか、「『だれか柚子食えよ』とかいうことになるんだろうなあ」という話が・・。箱を開けてみると、なんと玉子3個、柚子3個、小倉6個という妙な数になってました。ふつう12個入りで3種類なんだから4つづつ入っていてもよさそうなものなんですけどねえ(注4)。
 そこで、誰が玉子を食うかという話になったとき、突然えんてつさんは「おれは小さい子とか好きだから玉子を食う!」と言って玉子を取る。お酒が入っているせいかすっかりリミッターが解除されていました。それからは皆少しおかしくなっていて、TAKAさんも淡雪を食べた手がベトベトするからと言って「ほら、玉子を食べたからこんなに手がベトベト(笑) 」とかいってみたり。
 ちなみに、TAKAさんは柚子は食べませんでした。

旅行恒例の安藤さんの娘さん。
今回は朝霧の巫女に見立てて大きさの違う3体の
ドールを持参。
左から
倉子さんの代わりで「思いあたる原案のドール」
柚子のかわりに「ナコルル」
珠ちゃんの代わりに「セラムンのほたる」
全て巫女服仕様。

また、ドールの前に置いてあるのは、それぞれの淡雪三姉妹。

2日目

霧の海展望台

 朝霧の巫女の2話で出てくる「街を包む朝霧」を観るべく朝の5時半から「霧の海展望台」に向かう。しかし、行く途中から雨が降っていて、展望台についても雨が降りっぱなしでした。お陰で待てども待てども霧は出ませんでした。TAKAさん曰く「身体の寒さはなんとかなるが、心の寒さが身にしみる」。

三次市内

 朝そのまま市内を見学する。昨日の夜に行った「太歳神社」に御参りに行く。えんてつさん曰く「今日は珠ちゃんが装置当番の日だから(決定事項らしい)、神社にいるはずだあ」。しかし(当然?)珠ちゃんがいるはずもなくそのままホテルへ帰ることに。
 他にも昨日の夜に回った場所を再度回り写真を撮る。

太歳神社
朝霧の表紙と比較してみてください。
三次駅
1話で天裁が車やママチャリで轢かれる所(笑) 。
ローカル1両編成の車両が走ってました。
巴橋
神社から駅方面に抜ける道。
1話で倉子さんと珠ちゃんが車で走っていた橋です。
三次フードセンター
1巻161p参照
サングリーンのホール部分
「皆なぜか不思議とホールのベンチを見る。
でも、そこに巫女委員の姿は無い。心眼なら
見えるのかな?」 by安藤さん(写真も)


 この日は予定より少し早めに出発し、厳島神社へ向かう。

厳島神社

 日本三景の1つ安芸の宮島。でも目的は巫女さんだったりするわけでして・・・。
 宮島へはフェリーでわたる。おおよそ10分程度でした。
 宮島に渡り最初に目に入るのは「鹿」。何故か、鹿が放し飼いになってました。中には鹿せんべいを持っている人に群がっている嫌な風景も。
 徒歩10分くらいで厳島神社に到着。一通り見学して社務所に行くとそこには「職員撮影禁止」の文字が。なんだかねえ。ちなみに巫女さんは2名。片方は眼鏡っ娘巫女でした。

 帰りに参道で昼食を取る。丼物と焼き牡蠣でした。
 ここまで来て、えんてつさんが「フェリーで観光して、牡蠣が名産ってなんとなく松島に来てるみたいだ」と言ってました。なんとなくわかりますねえ。

厳島神社の鳥居
見ての通り海上にあります。
「鹿ちゃんとあそぼう」との謎の看板。
しかし、その隣りでは頭をつけて争う雄鹿の姿が。
こんな「鹿ちゃん」と遊べと(笑) 。
ちなみに、雄鹿は全て角を切り落とされています。

広島市内

 広島市内では、「プレイスペース広島」に寄る為に単独行動をとる。
 ここで2つほどゲームを購入し(しかし、訳をつけるために電話をして別なところから持ってくるのには参った)、走ってみんなと合流する。
 JR広島駅についてから、淡雪三姉妹を捜す。しかし,見つからない。どうもあれは三次市ローカルの御土産らしいです。えんてつさん達も捜したようですが見つからなかった模様。

帰路

 広島から東京まで新幹線で4時間かけて到着する。
 夕食は東京駅の地下で食べる。激辛つけ麺だったのですが、トッピングに玉子をつけたえんてつさんが、玉子をもって「ほうら入れちゃよ〜」ととんでもない事を口走る。今回の旅行に関してはえんてつさんがTAKAさんより彼岸にいたような気がします。

(注1) 少年画報社発行のマンガ。作者は宇河弘樹。今回の旅行記はこのマンガを見ていることを前提に書かれています。
(注2) 「朝霧の巫女」3巻カバー裏参照。
(注3) 朝霧の巫女の巫女三姉妹の元ネタ。小倉、柚子、玉子の3色。玉子=珠ちゃんということでレポートを読んで下さいな。
(注4) 実は職場に持っていったやつは玉子の方が多く入ってました。箱毎に中身が違うようです。

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